JustAnswer ブログ: 税金・家計・ファイナンス

You are here

今さら聞けない?マイナンバーカードと住基カードの違いは?(3)

今さら聞けない?マイナンバーカードと住基カードの違いは?(3)

投稿者: Satomi Kubo 投稿日:2016, April 05

2003年に本格的な稼働がスタートした住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)がありました。「住基ネット?そういえばそんな言葉も昔聞いたことがあったっけ?」という程度の記憶しかない方も多いのではないでしょうか。何千億円もの税金を使ってスタートしたこの住基ネット。またその維持費にも年間約130億円かかるものの、510億円の費用対効果を見込んだ大事業でした。残念ながらその普及率は5%程度となり政府の目論見通りにはすすまなかったプロジェクトです。

住基ネットとはどんな制度だったのでしょう?

住基ネットは地方公共団体が主体となって進めてきた事業で、氏名や生年月日、性別、住所などの個人情報が記載されている住民基本台帳のデータをネットワーク化して各市町村や自治体レベルでの事務処理の効率化をはかり、それにより住民の利便性が向上することを売りとした事業でした。

住基カードにはどんな用途があったのでしょう?

選挙人名簿への登録や介護保険資格の確認などの際に住民票の写しが不要になったり、住基カードがあれば銀行での本人確認にそれを使用<できたり、インターネットから各種申請や届け出をできるようになるなどの用途がありました。しかしながら普及率が5%となり、民間企業による住基カードが利用できるサービスの普及は進んでいませんでした。

マイナンバー制度の違いは?

その一方でマイナンバーは「国民総背番号制」であり、国が主体となって導入した制度となります。住民基本台帳に含まれている個人情報に加え、個人の所得や年金、納税といったデータも含まれます。今後は健康保険証や電子マネー、ネットバンキングや電子カルテ、運転免許証などとしての機能など、機能を追加していき普及を目指していくようです。

マイナンバーカードとは?

マイナンバー通知カードは身分証明としての利用を目的としたものではありませんが、マイナンバーカードには顔写真の他身元確認に必要な氏名や住所、生年月日が記載されているカードで、身分証明として使用出来るカードです。住基カードと同様にICカードとなり、このカードと暗証番号があればマイナンバーポータルの利用も可能になります。このカードの取得は任意となるため、すべての国民が保有するカードではありません。

マイナンバーカードと住基カードの今後は?

マイナンバー制度の導入により昨年12月いっぱいで住基カードの発行は終了しています。住基カードは発行から10年間有効でえあったため、この有効期限が切れるまで使用が可能です。しかしながらマイナンバーカードを取得された場合は、マイナンバーカードが発行されると同時にお持ちの住基カードは使用できなくなります。またマイナンバーカード受け取り時に住基カードをお持ちの場合は返却を求められるということです。