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「統合失調症」をご存じですか?

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「統合失調症」をご存じですか?

投稿者: Sanae Kobayashi 投稿日:2016, May 16

統合失調症は、およそ100人に1人弱がかかる頻度の高い病気です。
「普通の話も通じなくなる」「不治の病」というイメージがありますが、それは誤りで、心の働きの多くの部分は保たれ、多くの患者さんが回復していきます。

以前は「精神分裂病」が正式な病名でしたが、「統合失調症」へ名称が変更になりました。 他の病気にも当てはまることですが、早期発見や早期治療、薬物療法と本人・家族の協力の組み合わせ、再発予防のための治療の継続が大切です。この病気は脳の構造や働きの微妙な異常が原因と考えられるようになってきています。

統合失調症とは

統合失調症は幻覚や妄想が特徴的な症状になります。そのせいで、人との交流に障害が生じ、生活に支障をきたすようになります。また、自分の考えや行動が病気のせいで歪んでいるということを考えることも難しくなります。 10代後半~30代の思春期~青年期に発症することが多く、ピークは10代後半から20代です。中学生以下の発症は少なく、40代以降も発症は少なくなっていきますが、必ず発症しないという訳ではありません。 他の精神疾患のように、統合失調症も一過性のものではなく、一度発症したら慢性化しやすくなります。発症中に、幻覚や妄想が強くなる、「急性期」と呼ばれる期間が現れます。

発症の原因

統合失調症の原因は今のところはっきりと解明されていませんが、進学や就職、結婚など人生の岐路に立つことが発症のきっかけとなる場合が多いようです。ただし、大部分の人が経験するこれらの出来事は、あくまできっかけであって発症の原因ではないと考えられています。

代表的な症状

統合失調症の代表的な症状は幻覚と妄想です。他の精神疾患でもこれらの症状は見られますが、統合失調症の幻覚や妄想は他の精神疾患のものに比べると特徴的です。周りに誰もいないのに人の声が聞こえる「幻聴(幻声)」や、周りの人間が皆自分を襲おうとしていると思い込む「被害妄想」、自分は世界を操れるといった「誇大妄想」などがあります。

治療方法

統合失調症の治療は薬物療法と心理社会的な治療を組み合わせて行います。薬物療法は抗精神病薬の服薬、心理社会的な治療には精神療法やリハビリテーションがあります。どちらか一方だけでの治療でなく、両方を組み合わせて治療を行うことが、回復に向かいます。WHOの2001年の報告によれば、初めて統合失調症を発症した患者のほぼ半数は、完全かつ長期的な回復を期待できるとのことでした。 この症状に関して不明な点などがあれば今すぐ JustAnswer サイトで医師に相談しましょう。サイトでは電話での悩みにもお答えしています。