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パスポートと身元証明

パスポートと身元証明

投稿者: Satomi Kubo 投稿日:2016, June 23

パスポートとは?

パスポートとは個人の身分を証明するための公文書で、海外に渡航する際に使用する国籍および身分を証明するものです。一方で、パスポートは異なる国に移動する場合に入国や出国の監督管理にも使用されます。

パスポートコントロール

セキュリティチェックの増加により渡航する個人の詳細な身元確認を入国管理官や国境警備が行えるよう、またパスポートにからむ不正防止を目的としたパスポートの改善が各国で行われています。その代表例として挙げられるのがICチップ入り旅券の導入です。<しかしながらこれによりパスポートの偽造が完全になくなるというわけではありません。

海外旅行には必ずパスポートが必要でしょうか?

海外の国に渡航する際には必ずパスポートが必要です。しかしながらメルコスール(南米南部共同市場)や、EU加盟国がそれら国民に自国の身元証明さえあればEU加盟国内での渡航を許可しているなど国同士が同意を行っている場合を除きます。例えば、アルゼンチン国民はアルゼンチンが発行する身分証明書でブラジルを含むメルコスールに加盟する国に旅行が可能というものです。一方で、スペイン国民はスペイン発行の身分証明書でイギリスに旅行をすることができません。国により渡航時にパスポートやビザ、身元証明など必要な書類は異なるため事前の確認が重要です。 

身分証明にパスポートをりいようする際の注意

1. パスポートの有効期限

期限が切れていないパスポートがあるからといって安心してはいけません。見落としてしまいがちな点ですが、必ず渡航には十分な有効期限があるかどうかの確認が重要です。ビザを取得する場合でもそうですが、ビザを取得せずビザ免除プログラムを利用して渡航する際には特に事前の注意が必要です。ビザ免除プログラム適用にはさまざまな条件があり、その条件の一つにパスポート有効期限の残存期間とうものがあります。その期間が90日間であったり6ヶ月であったり、条件は国により異なります。渡航前にビザの申請をする場合であれば事前に確認をしますが、ビザ免除の場合や旅行中の海外で他国へのビザ取得を考えている場合は、渡航予定国のビザ免除プログラム要件を事前に理解しておく必要があります。

2. 渡航中のパスポートの携帯

パスポートは海外においてあなた自身の身元を証明し、また合法的にその国に滞在していることを示す唯一の公文書です。そのため渡航中はパスポートを常に携帯し、またその管理には細心の注意が必要です。短期旅行中であれば領事館に申し出て紛失の手続きを行い、「帰国のための渡航所」の発行を受けるかパスポートの再発行を受けることになるでしょう。また同時にパスポートを失ったり盗まれたりした場合にはすぐに警察に被害届を提出します。アメリカを例にあげると、警察への被害届けがビザ再発給の必要書類となります。 もし被害届を出さずに誰かがあなたを身分を使用すれば非常に厄介なことになります。  

3. パスポートのコンディションにも最新の注意を

杜撰な扱いによりICチップが読み取れないといった事態が発生するとビザ免除プログラムの適用を受けられないなど面倒なことになります。

4. パスポートの貸し借りはしない

基本中の基本ですが、パスポートは個人の身分を証明するものです。もし他人があなたの身分を利用して犯罪を犯せば、あなたが疑われることになります。また一度悪用があれば今後海外渡航時に入国拒否を受けるといったトラブルが発生する可能性もあります。

パスポートは自分の身分証明であることを十分理解して大切に扱いましょう。国内においても身分証明を紛失すると面倒な再発行手続きを行う必要がありますが、海外にいる際に紛失した場合や悪用された場合は想像を超える問題となるばかりか経済的損失にもつながります。気分が軽くなりがちな旅行中もパスポートに関しては管理を徹底しましょう。